2015年10月3日土曜日

2015年9月社内発表会

2015年9月社内発表会


 9月の帰社日に実施した社内発表会の内容をお伝えします。
 今回はシステムの出来が見違える詰めの質問術というテーマで発表が行われました。


『認識のズレを無くす4つのコツ』

 「言葉の定義を訊く」
  似た言葉の定義を明確にする。

   例:クレジットの顧客情報を管理するシステムにて
   新規クレジット契約情報に入力した申込人の情報は、顧客番号が採番された顧客として新規登録される
   ⇒「申込人」と「顧客」の関係は?
     申込人だけど顧客じゃない :契約情報入力中
     顧客だけど申込人じゃない :保証人
     申込人かつ顧客 :契約をした本人(情報入力済)


 「言い換えて訊く」
  イメージがつかみにくい言葉を言い換える。
   「チェックする」「管理する」「調整する」「正常に処理」等々
      ・・・使いがちだけど曖昧な文章を明確化する
   例:「障害が発生したらエラーを出す」
      「画面上に表示する」のか?
      「アラーム音を鳴らす」のか?
      「通知メールを送信する」のか?


 「タイミングを訊く」
  処理がどのタイミングで入るのか確認する。
  処理の設定漏れ、無駄な処理、試験証跡の取得タイミング誤りの防止につながる。
   例:「入力内容が間違ってたらエラーメッセージをヘッダに表示」
      「エラーを検知した時点ですぐ表示」のか?
      「全項目チェックし終えてから表示」のか?


 「なぜ必要なのか訊く」
   処理・手順が必要な理由・意味を確認する事で、必要な処理や作業内容を精査が出来る。
   例:会計システムの機能追加依頼
     1日1回、単価100円の商品の実在庫数とデータ上の在庫数が一致するかチェックする機能を追加
     理由:在庫が間違った場所に保管されてないかチェックする為。会計処理はしない
     ⇒個数だけ考えればOK


99%理解したなら、1%の疑問を訊く
1%の確認が成功の元